「長崎平和学習AR」は長崎を訪れる修学旅行生を対象にした平和学習ARアプリです。長崎国際観光コンベンション協会様から以下のようなご要望をいただき、制作にあたりました。
・修学旅行生への事前学習や現地学習は、学校や先生によって学習の質に差があり、その点を平均化したい。
・被爆者の方々の体験談のデジタルアーカイブ化
・平和学習のガイドの高齢化や、ガイド1人に対して10人程度の学生を案内する際に声が聞こえづらいという課題に対応してほしい
長崎国際観光コンベンション協会様からのご要望を受け、平和学習ARアプリ「長崎平和学習AR」を制作しました。このアプリは、長崎の原爆の歴史やその他の平和に関する学習を行えるARアプリです。このアプリを通じて、長崎国際観光コンベンション協会様の要望を以下の通り実現できました。
長崎平和学習ARはタブレットやスマートフォンを活用し、修学旅行前の事前学習や旅行中の現地学習ツールとして利用できます。AR技術を活用して、長崎市内の被爆遺構や関連スポットを巡りながら、被曝の実相を知ることができます。これにより、学校や先生によって差があった修学旅行生への事前学習や現地学習を平均化できるようになりました。また、ガイドの声が聞こえづらいという課題を解決するため、音声解説付きの学習コンテンツを多数収録しました。
長崎平和学習ARは長崎原爆資料館が収蔵する古写真など50枚以上を収録しています。さらに、被爆者のホログラムや長崎原爆資料館館長のホログラムを通じて、原爆の悲劇を利用者に映像と音声で伝えることができます。